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「誰かを想いながら作られたお料理は、ごちそう」料理家・小磯ふきこさんインタビュー【後編】

日本で初めてごみ袋を作った歴史あるオルディがポリ袋の豆知識を徹底レポート&読者目線でわかりやすく解説!今回は前回に引き続き、ポリ袋調理である手もみ料理をこれまで数多く作ってこられた料理家の小磯ふきこさんにインタビューをした様子をお伝えします。

手もみ料理をはじめ多くのレシピが雑誌やTVなどのメディアで紹介され、長年ご活躍されている料理家・小磯ふきこさん。過去にオルディとコラボして商品を作ったりレシピの制作などをしてくださった方でもあります。

そんなオルディと長年ご縁のある小磯さんに、前編ではご自身のこれまでのストーリーについてじっくりお話を伺った内容をお伝えしました。

今回の後編では実際に手もみジュースを作っていただきながら、手もみレシピの良さや食品用ポリ袋の選び方、さらには料理を楽しむ方法などについてたっぷりお届け。ポリ袋調理やお料理をぜひ、もっと楽しんでくださったら嬉しいです。


料理家・フードコーディネーター  小磯ふきこさん
絵本作家を目指し留学したニュージーランドで、アフタヌーンティー文化に出会い、「食のありかた」について興味をもつ。帰国後パン職人から食の世界に入り、イタリアン、フレンチとキッチンで働きながらデザート・料理の基礎・経験を積み独立。野菜ソムリエ・食育指導士の資格を取得。姉妹ユニット「kosococo.コソココ」を立ち上げ、子育てをしながら「大切な人と囲む食卓は、なによりもごちそう」をコンセプトに素材の味を生かした簡単でヘルシーなメニューを提案。イベント企画や企業とのコラボ商品開発、店舗立ち上げ、ラジオ・TV・雑誌など多方面で活動中。2024年7月にkosococo.kitchenお料理教室(コソココキッチン)をオープン。

手もみ調理の良いところ

2009年 小磯さんとオルディで制作・販売した
「手もみポリぶくろ」とポリ袋調理レシピカード
※現在は廃番
2011年 小磯さんとオルディで制作・販売した
「レンジde簡単!マジックグリル」
※現在は廃番

——手もみ調理の良いところは何ですか?

「手を汚さない」「洗い物が少ない」「簡単・便利」「時短」など、年代・料理経験・作る場所などに関係なく簡単に取り入れられる料理法だと思います。

特に小さな子供には、遊びの延長でポリ袋に食材を入れて、もみもみすることで初めてのお料理体験となり、自分で作ったものを「美味しい!」と食べてもらえたら、その喜びは「食育」にも繋がります。例えばいつも食べているバナナをポリ袋に入れて揉んでみたら、「つぶれた、やわらかくなった」と感触の変化を面白いと感じたり、牛乳を加えてみたら「バナナがジュースになった」と見た目の変化と共に作る楽しさや味の変化を知ることができます。

「手もみ調理」は毎日のごはんやキャンプなどで下味をつけたり、和えたりする工程として、また、被災地などでも役に立つ料理法です。ポリ袋は毎日の暮らしの中でとても便利な料理道具のひとつですね。

手もみバナナジュースの作り方


——それでは実際に手もみジュースを作っていただきます!年中手に入れられやすいバナナを使った手もみジュース、楽しみです。

<用意するもの 1杯分>
・バナナ 1本
・牛乳 120g~
・(砂糖・はちみつ等 適宜)
・ハサミ
・コップ
・ボウル
・はかり
<今回使うポリ袋>
・「国産ポリ袋マチ付 食品用 中 透明」1枚

「国産ポリ袋マチ付 食品用 中 透明」こちらを使います

①まずはポリ袋をボウルにかぶせて、バナナを入れます。

②次に牛乳を入れます。
※甘さが足りない場合は砂糖・はちみつなどを適宜入れてください。

③ポリ袋の口を固めに結んで、ポリ袋をもみもみしてください。
バナナの果肉が大きい場合には、つぶしてください(つぶしもみ)

④最後にポリ袋の端をハサミでカットしてコップに注いだら

➄出来上がりです!

——作っていただいたものを飲んでみたのですが、バナナの果肉がごろごろ残っていて美味しいですね。それにあっという間に出来たのでびっくりしました。

そうです。ジューサーがなくても、これならポリ袋1枚で簡単にジュースが作れるのが良いところなんです。

食品用ポリ袋の選び方とオルディのポリ袋を使った感想

——ポリ袋を選ぶ基準は何ですか?

一番は「ポリ袋の厚さ・長さ・素材」です。袋が薄かったり素材が弱いと破れる危険性があります。また、ポリ袋が短いと縛りにくくて、入れた食材がポリ袋の口から洩れる可能性もあります。

厚めで長めのポリ袋なら、しっかり縛ることができるので、ポリ袋が破れたりポリ袋の口から食材が洩れる心配もなくて良いですね。「手もみジュース」を作るなら中に入れる食材が見えやすい、透明なポリ袋(LDのツルツルタイプ)がおすすめです。

——オルディのポリ袋を使ってみた感想はどうですか?

正直、御社と出会う前は、ポリ袋を選ぶという概念はあまりありませんでした。けれど御社の商品には自社で製造されている「国産」や「植物由来」などがあると知り、今では調理方法によってポリ袋を使い分けるようになりました。

今はポリ袋を使った調理方法がたくさんありますが、食材を入れたポリ袋を鍋で煮る方法を見かけて「『湯せんOK』と記載されているポリ袋を使用されているのかな?」とドキドキしました。*湯せん対応のポリ袋を使用しないとポリ袋が溶ける可能性があるため。

また御社の商品は、品質はもちろんのこと種類も豊富で、キッチンにも収納しやすいデザインになっているのが良いですね。1枚1枚取り出しやすいよう工夫された商品もあるので、「あ~たくさん出しすぎちゃった!」という地味なイライラもなくなりました。

ポリ袋調理でやりたいことと皆さんへのメッセージ


——ポリ袋調理でどんなことをこれからやってみたいですか?

「食育」です!ポリ袋に食材を入れて、もみもみ。自分で作ることにより「手作りの大切!楽しさ!美味しさ!」や「ご飯を作ってくれる方への感謝の気持ち」など心に残る「手作りのあたたかさ」を伝えていけたらいいなと思います。

——最後に皆さんに向けてメッセージをお願いします。

「お料理はどうも苦手なんです」と言われる方がいらっしゃいますが、どういうお料理を作るのか伺うと「プロバンス風〇〇の煮込み」「鶏肉のコンフィ」「本格中華の○○」など、ハードルが高いメニューから始めている場合が多いです。最初の一歩を頑張りすぎてしまっただけで苦手ではないことをお伝えすると、ほとんどの方が気づいて大笑いされます。そして後日、「私作れました~!」と美味しそうなお料理の写真を送ってくださいます(笑)むずかしく考えず Let' try.

先日ニュースで「『おふくろの味』が失われつつある」と話していました。何でも簡単に美味しいものが手に入る世の中で、誰かを想いながら丁寧に作られたお料理は、ごちそうであり、何にも代えられない贅沢品だと思います。

お料理に毎日携わる皆さんはすでに料理家です!これからも一緒に「手作りの美味しさ」を楽しみつつ、伝えていきましょう。


小磯さん、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!こうして料理家の方のお話を聞かせていただくことで、ポリ袋調理の良さを再発見できました。

料理を含め毎日の暮らしが楽しいものになれるよう、ポリ袋が役立てられたらいいな。ポリ袋の魅力をもっと伝えられるようにがんばろうっと。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました(^^)

【小磯さんのInstagram・サイトはこちらから↓】


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