キッチンポリ袋『1枚だけ取る勇気』
最近は若手記者に任せっきりだ。久しぶりに筆を持つことにした。
記事の構想をするために、出勤前に珈琲店に立ち寄ったのがよかったか。
店内のコーヒーフレーバーが俺の眠気をすっきりさせてくれる。
今回の主役は、キッチンポリ袋だ。
編集長エスプレッソがキッチン袋とは!合わないと思うだろう・・・
実は。そうでもないんだ。
エスプレッソは、毎夜キッチンで夕食を振舞っているので詳しいと信じている。
そういえばキッチン袋の使用量は最近増えていないか。
我が家では確実に増えている。
先ずレジ袋が家にない。キッチンで出るごみはキッチン袋を使うようになった。
それだけではない。まとめて食品を買うようになり食品保存としての頻度も増えた。
レジ袋の有料化やコロナウイルスによる生活スタイルの変化
ということだろうと俺は決めつけている。
最近キッチン袋を使うときに気になることがある。
そう。1枚だけ摘まんで取ったつもりがなぜか2枚取っている。
これは歳のせいなのか?と思ったが確実に歳のせいではない。別商品でも2枚取れるじゃないか!
もうエスプレッソは諦めた。俺は、もうキッチンポリ袋を『1枚だけ取る勇気』がなくなった。
とりあえず商品管理部に話をしてみることにした。
どうしてキッチンポリ袋は1枚ずつ取れないのか教えてくれないか・・・
『1枚だけ取る勇気』がなくなったんだ。
『1枚だけ取る勇気』ですか?
M字折り包装しているものだと1枚だけ取れる可能性は高くなりますよ。
なに!やはり2枚取れる時があるってことか。
ということは、これで話は終わってしまうではないか。
新たな星を探さなければならないか・・・
とりあえず2枚取れる理由とM字折りという折り方を聞いてみるか・・・
エスプレッソさん。2枚取れてしまうのは作り方が要因なんですよ。
キッチンポリ袋は、チューブ状のフィルムを製袋機で底部の熱シールをした後に、袋の長さにカットして作るんだけど、少しでも安く作れるよう効率よく2枚の袋を重ねてカットしているです。
2枚重ねてカットするとどうしてもカット断面で2枚疑似溶着してしまうです。
だから複雑にM字状にポリ袋を折ることで取り出すときの抵抗を大きくして1枚ずつとれるよう工夫しているんです。
一応メーカーとしては、安く使いやすいものを意識して作ってはいるってことか。
ちょっと待って!。
エスプレッソさんにキッチンポリ袋の新商品を伝えるのを忘れるところでした。
エスプレッソさんにはぴったりな商品をちょうど出すんですよ。
商品名は『ティシューのように1枚ずつ取り出せるキッチンポリ袋』っていうんです。
なんだ!そのままの商品名ではないか?
これならエスプレッソさんでも『1枚だけ取る勇気』は出ると思いますよ。
今それを見せてくれるか?
どうぞ。これです。
袋入りで、えらいコンパクトな包装ではないか?
見た目は袋が窮屈で取出しにくそうだ。
さぁ開けて試してみるか・・・
・・・!!!
なんと・・・本当にティシューのように次の1枚が出てくるではないか!
もう一枚。
もう一枚。
もう一枚。
おぅーーー 何かとても気持ちいいではないか。
ほら。『1枚だけ取る勇気』もてたでしょう。
ティシューと同じようにポップアップ方式でポリ袋を折りながら重ねているんです。
作り方は秘密ですよ。
これしかも、フック穴があるからキッチンで引っかけられる。
消費が多いのでこれも助かるぞ。
それにしても、こんな新商品がでているとは。
一時は記事を再考しなければならないかと思ったが、新商品の紹介もでき良い記事になった。
さらば。『1枚だけ取る勇気』。
スモーキーな香りのアイラでも飲んで今日は寝るとしよう。
近くあなたも『一枚だけ取る勇気』を獲得することができるだろう。
では皆の勇気に乾杯。
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