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特許取得の新商品 『asunowa破れにくい手提げ袋』普通のレジ袋とは何が違う?

特許取得の新商品『asunowa破れにくい手提げ袋』普通のレジ袋とは何が違う?

今になって新たなレジ袋を開発したのは、2020年7月にレジ袋有料化になり、買うなら丈夫なほうが良いという利用者の声が顕在化したこと。レジ袋は買い物袋として利用後もごみ袋などに再利用され、繰り返し使われている。破れにくくなるなら、より繰り返し使うこともできるので環境にもやさしい。
でも、昔からあるレジ袋をどうやって破れにくくしたのだろうか・・・
特許も取得とある。
今回は、この違いを探ってみることにしよう。

特許取得の『asunowa(あすのわ)破れにくい手提げ袋』を先ずは見てみた。
一見何が違うのかはわからない。
材質が違うのか?と思ったが
触っても差はない。
・・・
うーん わからん。
もうこれ以上考えてもムダと気づいたので開発担当者に聞くしかない。

ちょっとすまない。
こないだは、なぜ今頃、新たなレジ袋を開発したか?ってことを丁寧に教えてくれてありがとう。
ただ、商品を見ても違いが良くわからない。
教えてもらえないか?

エスプレッソさん。
開発経緯の説明忘れたの?
どこが破れやすいかっていう話をしたから、それでわかると思うんだけどな・・・

そうか!
レジ袋はどこが破れるかっていう視点で見ればよかったのか。
ちょっとまってくれ。
もう一回商品を見てみる。

なるほど。すぐに気付いたぞ。
破れやすい場所は、マチがある4枚部分と中央の2枚部分の底シール部のキワだ!
おーっ・・・
底のシールの形状がすり鉢状になっているじゃないか!

気づいてくれたね。
そう。
底のシールがU字のようになっているんだ。
これが、特許なんだよ。

ちょっと地味だが、
これだけで破れにくくなるものなのか?

エスプレッソさん。地味ってちょっと失礼だよー
カーブが強すぎると真中に力が集中して底が抜けるし、弱すぎてもダメ。
これが最強のカーブなんだよ。
この絶妙なカーブを見つけるために、試作を繰り返してようやく見つけたのに。

すまん。すまん。
それで、このシール形状でどれだけ破れにくくなったんだ。

穴があくときって、急な衝撃が加わったときだから、
レジ袋に重りを入れて、上下にフリフリ動かして比較試験したんだ。
自転車のハンドルにレジ袋をぶら下げてたら、歩道の段差でガタンってなって
振動が起こるよね。それをイメージした試験なんだ。

この試験で何回フリフリして穴があくかを比較した結果がこれだよ。

結構差があるな。

すごいでしょ。
でもね。使い方で注意して欲しいことがあるんだ。
袋のマチ部分が外側に広がるような使い方をされると、このU字シールでも破れやすいんだよ。
だから、袋の幅より広いものを入れたり、たくさん詰めすぎるのは穴あきになるから注意して欲しいんだ。

だから一部にサイズでマチの深さも少し変えたの。
例えば2リットルのペットボトルって長さが310~315mmなんだけど、2Lサイズのレジ袋の幅は300mm。ペットボトルが倒れたらマチ部が広がるから、幅を320mmにしてるんだ。

なるほど。
幅やマチ深さまで配慮しているのか。

それだけじゃないよ。
厚みを0.001mm従来品より薄くして環境への配慮もしているんだ。
材料選定、配合や製法技術を駆使して、ポリ袋のJIS規格値の2倍以上の強度にしているから、薄くしても丈夫なんだよ。

今のものよりも破れにくい。
環境にやさしい。
価格も従来品とほぼ変わらない。
これからのレジ袋(手提げ袋)は、このU字シールを選ばないという選択肢はなさそうだ。
『asunow破れにくい手提げ袋』。期待しかない。
まもなく発売だな。今夜は祝い酒としよう。
まもなく春だ🌸。


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